今回の記事は【初心者が覚えるべき勝率の高いトレンドフォロー型トレード】です。
- 今回の記事はこんな方にオススメ!
- テクニカル分析を基礎から学びたい
- 初心者でも勝ちやすい手法を知りたい
- 勝てるトレーダーと同じ手法を知りたい
トレードテクニックの基礎編:『トレンドフォロー型』のトレード
初心者はまず、トレードをするうえでどこから覚えたらよいか分かりませんよね。
基本的にはテクニカル分析の基礎となる“ダウ理論”の理解を優先すべきですが、その前に1つ覚えるべきことがあります。
それが、『トレンドフォロー型』のトレードです。
トレンドフォロー型のトレードは勝率が高い
初心者がまず第一に覚えることはトレンドフォロー型のトレード。
トレンドフォロー型のトレードはシンプルかつ強力な手法です。
トレンドフォロー型とは?
さて、まず用語から。
トレンドフォロー型のトレードとは、トレンド(流れ)に順じたトレードを行うこと、です。
- 右肩上がりの上昇トレンドを形成している場合には『ロング』
- 右肩下がりの下降トレンドを形成している場合には『ショート』
ロング:安い価格で買い、価格が高くなった後で売ること。(値幅分が利益)
ショート:通貨を借りて高い価格で売り、価格が安くなった後で買い戻し、返済すること(値幅分が利益)
トレンドフォロー型トレードのメリット
先ほどの画像に注目してください。
上昇トレンドの場合には右肩上がりで推移していることから、価格の下落より、上昇の方が優勢ですよね。
つまり、上昇トレンド中にロングポジションを持つ方が優勢である、と言えます。
次に実例を基に、視覚的に上述のメリットを確認していきましょう。
トレンドフォロー型のメリット実例
上記画像は2021/9/20~10/20のUSD/JPY(ドル円)の実際の4時間足チャートです。
9/20~10/20までの1ヶ月間に渡って、きれいに右肩上がりのチャートを形成していますよね。
ポイント
ここで注目すべきは、約一ヶ月中に持ったロングポジションは殆どすべて利益に結びついていること。
そう、上昇トレンド中に適当に『ロング』でエントリーしたとしても、利益が出ちゃうわけです。
※どこで買っても、買値よりも高い値段へと価格が推移している。
逆に、トレンドに逆らい『ショート』ポジションを持つと、どんどん損が膨らんでいくのです。
※どこで売っても、売値より高い値段へと推移し、高い値段で買い戻さなくてはいけなくなる。
このように、トレンドに順じたエントリーを『トレンドフォロー型または順張り』と言い、トレンドに逆らったエントリーを『逆張り』と言います。
なので、基本的には『トレンドフォロー型』のトレードを心がけた方が勝率は高いのです。
初心者の逆張りトレードがNGな3つ理由
逆張りトレードを組み合わせることで、トレンドのジグザクとした波形全ての値幅を理論上は取りきることが可能です。
ですが、逆張りは以下3つのデメリットがあるので、初心者のうちは逆張りトレードは捨てましょう。
- 逆張りトレードは勝率が低くなる
- 逆張りトレードは目線がブレる
- 逆張りトレードはエントリー、利確、損切り設定が難しい
逆張りトレードは勝率が低くなる
この理由は、上述した順張りトレードは勝率が高まるという理由の逆。
価格上昇の勢いが強いのに、価格の下落を望む『ショート』は不利。
価格下落の勢いが強いのに、価格の上昇を望む『ロング』は不利、ということです。
逆張りトレードは目線がブレる
初心者にありがちなのは、逆張りトレードを挟むことで目線がブレること。
上昇トレンドと認識したのに、『ロング』も『ショート』も取ろうと躍起になって有利・不利の認識が欠如するということです。
ただでさえ、初心者のうちは多くのことをいきなり意識することはできません。
状況がコロコロと変化するトレードの世界では臨機応変な対応が必要で、考えることが非常に多いです。
その中で、初心者のうちから『ロング』と『ショート』の事を考えて、いわば思考量を2倍にするのはかなり厳しいのです。
そうして、訳も分からないポジションを握って、一瞬にして損に傾くのはあるあるでしょう。
逆張りトレードはエントリー、利確、損切りが難しい
順張りトレードでは、トレンド発生中にどこでエントリーしても最終的に利益に繋がる可能性が高いと言いました。
しかし、逆張りトレードではその逆で、エントリーと利確位置が良くなければ簡単に損をします。
また、初心者のうちは損を抱えても、「いつか戻るだろう」と損切りできないことも多いです。
トレンド中にはジリジリとトレンド方向に値動きしていくので、損切りに踏み切りにくいのです。
こういった、難しさがあるので逆張りは上級者向けなのです。
順張りトレードのみの専業トレーダーも多く存在するので、まずは順張りで安定して勝てるようになることから始めましょう。